Dodenizer御使用上の注意点

①          吸湿はいたしませんが表面付着水分を着けない様にバリア性の包装を採用して

      おります。乾燥工程はマスターバッチ中の電荷移動錯体が漏出する

可能性がありますので乾燥はしないで下さい。

          成型後導電性が安定するのに48時間程度かかる事があります。

          導電物質は基本的に黄色をして居りますので、透明樹脂に添加した場合黄色化する可能性があります。添加量との兼ね合いです。

          成型法や金型、装置の構造によって帯電防止性の発現は異なりますので、初期に必要最小量を見極める事をお薦めします。

           電荷移動錯体を使った帯電防止剤は表面抵抗は高くても導通が取れれば(10の12、13乗程度)内部に拡散した電荷移動錯体によって内部の電荷の蓄積を並行的に減衰しますので高い帯電防止(電荷漏洩)性が得られます。体積固有抵抗を測定して管理できます。

⑥   電荷移動錯体の熱分解温度は270度程度です。シリンダー内に長期に対流したり、成型温度を高くしますと分解が始まり導電性に影響します。(多少の量の分解では殆ど影響は有りません。)